仕事内容

【体験談】福岡の葬儀社に新卒入社でいくら稼げる?仕事内容と辞めた理由

福岡県はアジアや九州の玄関口と言われ
人口も増え続けています。

今後も発展していく可能性が高く
葬儀社シェアの獲得に躍起になっているようです。

全国的葬儀会館が飽和状態にある中
福岡県内では、いまだに葬儀会館の建設が相次いでいます。

葬儀社にとっては、需要の増加が見込める
数少ない都市だということです。

今回は、新卒福岡葬儀屋に入社し
約8年間勤務していた男性にお話しを伺いました。

福岡の葬儀社に就職を検討している方に
参考にして頂きたいと思います。

葬儀社に就職したきっかけ

現在は36歳、中小メーカーの営業の仕事をしています。

福岡の小さな町に住んでおり、妻と娘2人の4人で暮らしていますが、
5年前まで葬儀屋で働いていました。

24歳から31歳までの約8年間になります。

当初は、特に葬儀屋で働きたいという願望があったわけではなく
就職活動をしながら、
「何か人の役に立てるような仕事をしたい」と漠然と思っていました。

そんな時に大学の就職センターで
葬儀屋求人広告を見たのがきっかけでした。

「人の最期を見送る仕事とは、どういったものなのだろうか?」

日常とは少し離れた特徴のある仕事に興味が湧きました。

もちろん、就職活動の中で内定は多いに越したことはありません。
求人内容の待遇面を見て惹かれた部分もあります。

私自身、接客業のアルバイトは在学中にずっと経験していたので
少なからずそういった経験も活かせるのではないかと考え
面接にエントリーしました。

面接で聞かれたこと

勤務日程に関しては原則、不規則であること。

休日はもちろんあるが、
場合によっては急な出勤もあるとのこと。

その点は想定していたので了承しました。

当然、人の死というのは前もって分かる訳ではありませんので
急なお通夜・葬儀の準備というのが発生することは想像出来ていましたし、
当時の私は独身で、プライベートで特に趣味に時間を割くこともなかったので
問題ないと感じました。

フットワークの軽い私にとっては
大きな問題ではなかったということです。

勤務時はスーツ着用が厳守。

仕事内容は葬儀の準備だけではなく、
ご遺体の引き受けなどもあり
かなり体力と気力のいる仕事だという説明を受けました。

新入社員の場合、1年続いているのは全体の5割とのことで
会社や仕事の実情を教えていただきました。

やはり、離職率が高い職業の為
出来るだけ長く働ける人材を求めているのだと感じました。

他にも、会社までの通勤手段や
これまで冠婚葬祭の経験について

また、家族構成、実家暮らしなのか一人暮らしなのかなど
細かく確認されました。

葬儀屋の仕事内容

入社して3ヶ月間試用期間でした。

新人の仕事は主に雑務担当
お通夜・葬儀の準備の手伝いから始まります。

とはいえ、これは結構大変でした。

何しろ祭壇の備品、道具の名称などが全く分からないので、
一個一個確認しながら移動させたりセッティングをしたりと
覚えるだけで一苦労です。

「三種の神器」という言葉だけは聞いたことはありましたが
「四本幡」「香炉」「位牌」など数多くの葬具があるため
持ってくるように頼まれても
正直、どの葬具のことを言っているのか分かりませんでした。

新人は、空き時間には主に勉強をします。
とにかく覚えることが多いので大変です。

葬具の種類を覚えるのは基礎中の基礎ですが、
葬儀というのは「宗派」によっても内容や祭壇の飾りなどが大きく異なります。

各宗派についても勉強しなければならず、
およそ800ページに及ぶ業務マニュアルとの格闘の日々…

空き時間や休日も勉強していました。

勤務時間

何もない時には通常通り18時には勤務を終え
帰宅することもできます。

しかし、人の死というのは不思議なもので
通夜・葬儀というのは何故か重なります。

3~4日何も無い日があるかと思えば
急に1週間連続して通夜・葬儀の準備というのはよくある話です。

こういった勤務形態で働いているので
旅行などに行くことはほとんど出来ません。

プライベートの充実を求めている方には難しいかもしれません。

夜勤勤務

夜に急な依頼が入った時など
すぐに対応出来るように自宅待機になります。

当然ですが夜勤の場合、仕事終わりの晩酌などはご法度です。

葬儀屋の年収

普通のサラリーマンの給与より少し多いぐらいです。

私の場合、20代年収380万〜400万ほどでした。

20代のサラリーマンとしては多かったのではないかと思います。

葬儀屋を辞めた理由

28歳で結婚し、子どもが生まれて
生活リズムが大きく変化したのをきっかけに31歳で退職しました。

私自身は、葬儀屋の仕事に関して
大変ではあるけれど
大きな不満などなく楽しく仕事が出来ていました。

ただ、どうしても勤務形態不規則なため
家族の理解が求められます。

当時、手のかかる子供2人の世話は
ほぼ妻に丸投げになっていましたし
急な通夜・葬儀が入ると家族との時間を割いて仕事に望む必要がありました。

私の妻は、その点に関しては理解してくれていたのですが…
今後10年〜20年と、この仕事を続けていけるのか?

もっと家族との時間を大切にするべきではないのか?
考えた末に転職を決めました。

葬儀社に就職を考えている方へのアドバイス


仕事内容に関しては新しい知識宗派について勉強したり
日常では出来ない経験をたくさん得ることが出来ます。

大変な仕事ではありますが
日常とは少し離れた経験を得たい方にはオススメの仕事です。

逆に「プライベートの時間を確保したい方」
「体力に自信のない方」にはあまりオススメ出来ません。

人の死というものは突然訪れるので
急な呼び出しや休日出勤は当然で
お通夜の準備から葬儀の終了まで、体力と気力が必要です。

それでも、ご遺族の方が大切な方の最期を見送る場を提供できたとき、
全てが終了して、感謝の言葉を頂いたときなどは
大きなやりがいを感じますし
世の中の役に立てていると実感出来ます。

そのような中でも家族の理解を得て、
人を見送る仕事に興味を持った方なら
働いてみて損はない仕事だと思います。