バイト

(株)ベルコはノルマがキツイってほんと?バイトや派遣の評判は?

葬儀屋への転職を考えるなら
当然、全国展開している大手の互助会は候補の一つでしょう。

互助会とは
葬儀や結婚式などの冠婚葬祭に備えて、毎月お金を積み立てておき
いざという時の負担を軽くするというシステムです。

現在、互助会の企業の数は全国で200社以上と言われていますが
なかでも(株)ベルコは日本で最も大きな互助会組織です。

全国的に求人募集も多数行われているので
興味を持っている方も多いのでは?

今回は、以前ベルコに勤めていたお二人から
体験談を聞かせて頂くことができました。
ぜひ、参考にしてください。

ベルコの営業のバイトの体験談

私は、北海道・道東地域在住の40代の主婦です。
以前、株式会社ベルコに勤務していました。

在籍期間はパートを含めて約2年ほど。

仕事の内容は
冠婚葬祭のイベントにまつわる集客・営業・会場設定・来客対応。
互助会への勧誘(テレホンアポイントメント)自宅訪問の営業が主です。

仕事を始めたきっかけは、
地域のフリーペーパーの求人です。

特に葬儀の仕事に興味があった訳ではなく
当時の地域の時給単価としては、高い設定だったのが魅力的でした。

昼食つき、かけもちOK、すきな時間に出勤可能とありましたし
自宅から徒歩圏内だったことも大きなポイントでした。

当時は一人暮らしで、本業とは別の副業を行う時間がありましたし
副業でもっと収入を得て、生活を安定させたいと思い
葬儀に関わる仕事というのは深く考えず、軽い気持ちで応募しました。

面接で聞かれたこと

面接では、志望動機は全く聞かれませんでした。

「あなたは、まだ若いから、もっと他にも仕事はあると思う。
うちは冠婚葬祭を扱う会社で、ここは葬儀をメインに担当している支社だが本当にいいのか?」
という話しがあっただけでした。

他には。。
取り扱っている互助会への自己入会が必要な事
同年代の人が全くいないという事
自家用車の利用が必要になる事

この3つの説明と受けたうえで
この条件で良ければすぐに採用すると言われました。

バイトの求人ではありましたが
あまりにもあっけない面接でしたので、正直驚きました。

今思うと、営業のバイトは
長く続く人の方が少ないので、来るもの拒まずなのでしょう。

ベルコの営業の収入

最初はバイトだったので、収入は月に5万円~7万円程度。
正職員になってからは、歩合制でしたから総支給額で10万~20万程度です。

葬儀の無いときは、とにかく互助会入会を目的として営業をします。
互助会の入会本数のノルマや目標額によってバックマネージがありました。

法要は、大きな会場を使うように誘導すると、給料に反映されるシステムです。

営業だけでなく、葬儀時の会場設定や来客案内、湯灌等の進行など
セレモニーが滞りなく進行するようにお客様を誘導する仕事もありました。

葬儀の仕事をして感じたこと

ご遺族の方に「助かった。良くしてくれた。他の人にも進めたい。又使いたい」
と言って貰えた時は、お客様の力になれていると感じて嬉しかったですね。

辛いと感じるのは、若い方の葬儀を担当した時です。
ご遺族の方も気持ちに整理がついていない場合が多いので、説明や案内が難しいのです。

又、幼い子供さんの葬儀では、自分も悲しくなり
仕事を辞めたくなったこともありました。

ベルコを辞めた理由

辞めた理由は、とにかく営業のノルマがきつかったというのが一番です。

互助会の入会が取れないと、上司に呼び出されます。
歩合制なので給料も数万円になり、とても生活していけなくなります。

お客様に自分の携帯番号を教えて、やりとりする仕組みになっていたので、
四六時中電話対応に追われ、休日がなくなったうえに
携帯電話の料金が半端ない額になってしまいました。

おまけに、食事付きと求人にあったのですが
自動的に昼食代を給料から引かれていたのは驚きでした。

又、自分だけでなく
自分の家族や友人を互助会へ入会させる様に言われ
それに抵抗を感じたのも大きかったと思います。

所属していた代理店が閉鎖する事になり、他の代理店への移動の話もありましたが
それを期に退職を決めました。

現在は退職し介護福祉士になったのち、看護師として働いています。
もう2度と、ベルコで働く気はありません。

ベルコの飲食系の派遣で働いていた男性の体験談

私は以前、兵庫県で派遣会社に登録し
ベルコで働いていました。

仕事の内容は、遺族の方の食事の調理から搬送です。
勤務したのは約3年間でした。

葬儀の仕事を始めたきっかけ

私はもともと、エンジニアだったのですが
20代後半でリストラにあってしまいました。

失業保険はありましたが、それだけでは不安で
仕事を探し始めたところで見つけた求人でした。

未経験からでも可能と書いてあり
とりあえず、どんな仕事でもいいから採用して貰えそうな職場で
私としては好都合でした。

面接で聞かれたこと

面接で聞かれたのは
ド直球に「なぜ元々エンジニアだったあなたが、ベルコに?」と聞かれました。

「エンジニアとして働けばいいじゃないか…」というようなことも言われましたが
こちらもド直球に「生活のため」と答えました。

嫌な顔をされるとかと思いましたが、そのようなことは無く
正直に理由を述べたからなんでしょうか?
即座に、いつぐらいから入れるかという話になり採用されました。

仕事の内容と収入

仕事内容は遺族の食事の用意と
遺体を安置している場所から遺体を移す仕事。
及び、火葬場まで見送るという仕事でした。

収入は手取りで25万円くらいでした。

葬儀の仕事をして感じたこと

葬儀の仕事をしていて辛いと感じたのは
人の裏の顔や、声が聞こえてきた時です。

遺族に食事を持って行く時や、
火葬場まで遺族を引き連れ御見送りする際、
どうしても皆さんの話が耳に入ってしまいます。

悲しんでいる人がいないわけではありません。
ただ、故人に敬意を払っていなかったり
悲しんでいない人が多いのも事実です。

例えば、亡くなった方に借金がある場合です。
その借金をどうするかと言う話を、食事の席で延々としています。

火葬場まで行く際にも、その話。嫌でも耳に入ります。
内容を理解できるので、なおさら辛く虚しさを感じていました。

時には食事の席で、遺族どうしの喧嘩まで発生します。
それを止めるのも私たちの仕事で、
正社員の方と一緒に喧嘩を収めるということまでしていました。

葬儀は、もろに人間の嫌な部分が露出します。
とくにお金の話になると醜い部分が表に出てきます。
人間の汚い部分ばかりを見て
私がそれまでに経験した人間関係など可愛いものだと感じました。

私の仕事の場合は、遺体を移動させるだけで済みましたが
遺体を拭き上げる納棺の派遣社員の方は女性で
その方もだんだんと辛くなったのか辞めていかれました。

葬儀の仕事は、精神と肉体すべてがよほどタフでないと出来ないのではと思います。

ベルコの派遣の仕事を辞めた理由

私は、だんだんとやっていることにむなしさを覚え
3年後に自ら契約を打ち切り、辞めさせてもらいました。
現在は異なる仕事をしています。

とてもじゃないですが、エンジニアの時と比較しても給料が低く
これ以上、勤めるべきではないと判断しました。

給料が安いうえに、聞きたくない話を耳にするのは
精神的に辛かったですね。

しかし、葬儀についての知識は少しですが身に付きました。
これに関しては、いい経験だったと思っています。

もし身内に突然不幸があった時、何をしたらいいのか、どこに葬儀を頼むのか…
この経験がなければ、何も分からず戸惑うだけだったに違いありません。

おかげで若干の知識がありますので
急遽そのような事態が起きても、慌てずに対応することが出来ると思います。

人の死というのは、本当に思わぬ時に突然訪れます。
葬儀の現場で嫌というほど感じました。
いつ、何が起きてもいいように、互助会に入会しておくのもいいですが
私は、もし身内が亡くなったら
「小さなお葬式」や「家族のお葬式」などに依頼し、
親戚を入れずにひっそりと葬儀を行いたいと思っています。

(株)ベルコ古式ホームページ

まとめ

従業員の外部委託に関しては、かなり問題になっています。

冠婚葬祭最大手「ベルコ」の元従業員らが
会社を相手取った訴訟を行い注目を集めました。

ベルコの従業員約7千人の99%は業務委託を結んだ「個人事業主」と、その従業員です。

形式上はベルコと雇用関係がない外部委託のため、
労働法令による保護もありません。

元従業員は「会社に逆らえば、すぐ切られる」と訴え、雇用関係を認めるよう求めました。

支援する連合は「この方式が認められれば、
雇用社会の崩壊につながりかねない」と危機感を募らせ

「他の企業にも拡大されれば、雇用が著しく不安定化する」と警鐘を鳴らしています。

裁判では、原告敗訴の判決を言い渡し
「支部長は業務の遂行方法など一定の裁量があり、ベルコに雇われていると言えない」としています。

働き方や、ノルマ、残業時間などを考えると厳しい面もありますが
全国展開をしている互助会に就職するメリットもあります。

葬儀の件数に関しては、他の小さな葬儀社に比べるとかなり多いので、
経験を重ねるられるのは、大手互助会のメリットです。

まずは、こういった大手の互助会で経験を積み
その後は、自分にあった葬儀社に移るという方法もあります。

こういった経過を踏まえ
転職の際には、どの会社を選ぶのか十分に考える必要があります。

参考サイト